現在のJava開発環境は“Java2”と呼ばれます。元々は、Java言語の開発元であるサン・マイクロシステムズ社のJavaプログラム開発キット(JDK――Java Development Kit)バージョン1.2を指す言葉でしたが、現在ではJavaプログラムの開発環境全般をJava2と呼んでいます。
Javaプログラムの生成手順は、ソースコードをテキストファイルに保存し、それをコンパイラによって中間コードに変換するのが一般的ですが、便利な統合開発環境もあります。
- コマンドライン版 -
コンパイラやテスト用のツールなどをコマンドラインから起動する、伝統的なスタイルの開発ツールです。リソースの消費が少なく、処理も高速です。
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J2SE(Java 2 Platform Standard Edition) Java2の一般向け開発キット |
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J2SDK(Java 2 Software Development Kit Standard Edition) サン・マイクロシステムズ社製のJ2SE |
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J2RE(Java 2 Runtime Environment Standard Edition) J2SE対応のアプリケーション実行環境 |
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J2EE(Java 2 Platform Enterprise Edition) J2SEにサーブレットの開発機能が加えられた製品 |
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J2ME(Java 2 Platform Micro Edition) NTT DocomoのiアプリやJ-PhoneのJavaアプリなど携帯電話用Javaプログラム開発のためのプラットフォーム |
- 統合環境版 -
エディタ、コンパイラなどが統合されたIDE(Integrated Development Environment:統合開発環境)は、Visual BasicやDelphiなどと同じような複数ペインに区切られたウィンドウで、画面デザイン、ソースコードの編集、テスト実行とデバッグなどが可能です。
製品として販売されていますが、入門版と言える最も軽装の版は無償で配布されています。体験版ではなく、実際にアプリケーションが作成できます。
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Forte for Java サン・マイクロシステムズ社製のIDE。“Community Edition”が無償でダウンロードできます |
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Borland J Builder ボーランド社製のIDE。“Personal Edition”が無償でダウンロードできます |
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VisualCafe ウェブゲインジャパン社製のIDE。“Standard Edition”が無償でダウンロードできます |
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