Webアプリ開発事始 第4回

TCP/IPネットワークとWebアプリケーションの基礎(4)
~実行環境と開発環境
長谷川裕行
有限会社 手國堂

クライアントサイド・アプリケーション

前々項の"2.クライアント側で実行する――クライアントサイド・アプリケーション"に掲げた、Webサーバーに保存されたアプリケーションを、クライアントの側で実行する形態です。


- Javaアプレット -

アプレットとは中間言語にコンパイルされたプログラムで、Webサーバーに保存されています。クライアントがHTMLファイルを読み込むとき、タグにアプレットが指定してあれば、Webサーバーのアプレットをクライアントに読み込んで実行します。

タグで画像を表示したり音楽を再生したりするのと同じ形で、アプレットの実行を指定できます。


図3:Javaアプレットの仕組み



- スクリプト -

JavaスクリプトとVBスクリプトは、HTMLファイルの中に書かれたソースコードをブラウザが読み込み、実行する形式です。アプレットはコンパイルされたプログラムファイルなので、ユーザーはその中身を見ることができません。しかし、JavaスクリプトとVBスクリプトはHTMLファイル内にソースコードとして記述されているため、クライアントのユーザーがその中身を見ることも可能です。

アプレットやスクリプトは、Webサーバーからプログラムを受け取ったら、あとはすべてブラウザの中で処理が進みます。



- 目次 -
HTMLの前と後
HTMLとタグ
サーバーで動くかクライアントで動くか
サーバーサイド・アプリケーション
クライアントサイド・アプリケーション
Javaアプレット
スクリプト
業務処理はサーバーサイドで
データベースとサーバーサイド・アプリケーション
あとがき

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