2つのテーブルを関連付ける方法には、4通りあることを説明しました。まとめておきましょう。
- 内部結合~INNER JOIN -
双方のテーブルで条件式に記述されたフィールドの値が一致するレコードだけを抽出し、一致しないレコードを除去する。
例) FROM A INNER JOIN B
- 左外部結合~LEFT OUTER JOIN -
JOIN演算子左側のテーブルをすべて表示し、値が一致しない右側テーブルのフィールドは“NULL”となる。
例) FROM A LEFT OUTER JOIN B
- 右外部結合~RIGHT OUTER JOIN -
JOIN演算子右側のテーブルをすべて表示し、値が一致しない左側のテーブルのフィールドは“NULL”となる。
例) FROM A RIGHT OUTER JOIN B
- 完全外部結合~FULL OUTER JOIN -
JOIN演算子左右のテーブルをすべて表示し、値が一致しないレコードのフィールドは“NULL”となる。
例) FROM A FULL OUTER JOIN B
テーブルの関連付けにとって非常に重要な「結合」について紹介してきました。一見難しそうですが、最後の図を見ればAccessのクエリ・デザインビューで見た「結合のプロパティ」と同じものであることがお分かりいただけると思います。
同じことが、Enterprise Managerのビュー・デザインでも行えます。ビューは単に処理結果をレコードセットとして返すだけなので、結合方法を変更しても元のテーブルは変更されません。生成されたSQLも確認できるため、実際に試してみるとよいでしょう。
サンプルファイル (LZH形式 994KB)
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