テーブルを関連付ける方法は1つではありません。テーブルを関連付けるために双方のフィールド同士を条件式によってつなぐと、その結果どのようなレコードを取り出すのかが明らかになります。これを「結合」と呼び、その形態によって表示される結果は変わってきます。
今回は、一般的な処理で用いられる様々な結合方法を総ざらえします。いろいろな記述方法があって複雑に見えますが、基本事項を理解しておけば難しくありません。
サンプル・データベースの扱いについて 前回から、新しいサンプル・データベースを使っています。サンプル・データベースの登録方法については、前々回(第9回)の記事から「新しいサンプルデータベースの準備」の項をお読みください。
今回紹介しているSQLを実行しても、サンプル・データベースの内容は書き換えられません。従って、データベースのバックアップを取る必要はありません。
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- 目次 -
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最も基本的な関連付け |
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WHERE句による条件の指定 |
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表示されないレコード |
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一致するレコードだけを抽出する |
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内部結合と等結合 |
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INNER JOINによる内部結合 |
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通常は「=」で結ぶ |
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外部結合 |
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参照されていないレコードを取り出す |
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値のないフィールドは“NULL”になる |
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外部結合 |
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右外部結合と左外部結合 |
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外部結合のあれこれ |
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外部結合の左右に決まりはない |
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WHERE句による外部結合 |
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完全外部結合 |
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すべてのレコードを表示する |
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存在しない値は“NULL”になる |
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結合のまとめ |
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内部結合~INNER JOIN |
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左外部結合~LEFT OUTER JOIN |
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右外部結合~RIGHT OUTER JOIN |
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完全外部結合~FULL OUTER JOIN |
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あとがき |
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