オープンの定番パターン
ファイルをオープンする手続きは、どのようなプログラムでもほぼ同じになります。パターンとして覚えておきましょう。
fopen関数によるオープンの処理
ファイルをオープンする手続きは、以下のような形になります。
FILE *fp; -------- ファイルポインタを宣言
fp = fopen("abc.txt", "r"); ---- ファイルをオープンして
ファイルポインタを受け取る
if (fp != NULL) { -------- オープンに成功した場合
:
} else { ----------------- オープンに失敗した場合
printf("File open error!\n"); ---- エラーメッセージを出力
}
処理をまとめて簡略化する
しかし、CではもっとCらしく、いくつかの処理を1行にまとめることができます。この場合は
ファイルのオープン
ファイルポインタへの代入
成功か失敗かの判断
の3つを1つにまとめて、以下のように記述できます。
if ((fp = fopen("abc.txt", "r")) != NULL) {
(a) (b) (c)
:
(b)でファイルをオープンし、(a)でそのファイルポインタをfpに代入、(c)でファイルポインタがNULLでないかどうかを調べる……という形です。この書き方は、ファイルをオープンする処理の定番と言えます。
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