XMLデータアイランドを用いる他、既に紹介したように、アプリケーションの側でXMLDOMDocumentオブジェクトを生成してXML文書にアクセスすることも可能です。
- Microsoft XML Parser(MSXML)の入手 -
Microsoft XML Parser(MSXML~msxml.dll)は、Internet Explorer 5.x以上にコンポーネントとして組み込まれています。また、以下のサイトにアクセスすれば、最新のMSXML 4.0とサービスパック1(SP1)がダウンロードできます。
http://msdn.microsoft.com/library/en-us/dnmsxml/html/whatsnew40rtm.asp?frame=true
- スクリプト -
VBScriptとJavaScriptでは、以下のようにしてXMLDOMDocumentオブジェクトを生成できます。
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VBScript Set xmlDoc = CreateObject("Microsoft.XMLDOM") |
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JavaScript var xmlDoc = new ActiveXObject("Microsoft.XMLDOM"); |
どちらの場合も、XML文書を読み込ませる場合は以下のようなコードを書きます。“strXMLDocument”はXML文書のURLを示す文字列とします。
xmlDoc.async = false
xmlDoc.load strXMLDocument
- ASPのVBScript -
ASPの場合は、Webサーバー側にパーサーが必要です。
Set xmlDoc = Server.CreateObject("Microsoft.XMLDOM")
XML文書を読み込ませるには、以下のようなコードを書きます。“strXMLDocument”はXML文書のURLを示す文字列とします。
xmlDoc.async = false
xmlDoc.load strXMLDocument
- Visual Basic、Visual C# -
「プロジェクト」→「参照設定」で、プロジェクトに“Microsoft XML, x.x”(x.xはバージョン)ライブラリを追加します。
Visual Studio .NETでは「プロジェクト」→「参照の追加」で「COM」タブから“Microsoft XML, x.x”を追加します。
Dim xmlDoc As MSXML.DOMDocument
Set xmlDoc = New MSXML.DOMDocument
XML文書を読み込ませるには、以下のようなコードを書きます。“strXMLDocument”はXML文書のURLを示す文字列とします。
xmlDoc.async = false
xmlDoc.load strXMLDocument
- C++とDOM -
Visual C++ではmsxml.dllをインポートし、オブジェクトのインスタンスを生成する必要があります。
#import "msxml.dll"
using namespace MSXML;
:
MSXML::IXMLDOMDocumentPtr pDOMDoc(__uuidof(MSXML::DOMDocument));
C++でXML文書を読み込ませるには、以下のようにします。
pDOMDoc->put_async(VARIANT_FALSE);
VARIANT_BOOL varResult = DOMDoc->load(_variant_t(bstrURLofXMLDoc));
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