データベース千夜一夜第34回

データ定義命令(2)~ビューとインデックスの操作 長谷川裕行
有限会社 手國堂

データ定義命令の続きとして、今回はビューの作成・変更・削除とインデックスの作成・削除処理を紹介します。ビューはGUIで作れますし、インデックスはテーブルの作成時に設定できます。が、SQL文でこれらを定義することで、データベースを効率的に管理・運用できるようになります。

元々、データ定義命令は他の一般的なSQL(データ操作命令)のように頻繁に使用するものではありませんが、うまく使いこなせばデータベース・システムの設計・作成作業を大きく効率化できます。


サンプル・データベースとサンプル・アプリケーションの扱いについて
第9回以降、新しいサンプル・データベースを使っているのでご注意ください。新しいサンプル・データベースの登録方法については、第9回の記事から「新しいサンプルデータベースの準備」の項をお読みください。

今回紹介するSQL文を実行すると、データベースの内容が書き換えられます。しかし、その後の使用には問題ないため、特にデータベースをバックアップしておく必要はありません。



- 目次 -
ビューの作成・変更・削除
ビューはGUIでも作れるが……
ビューを作成する~CREATE VIEW
在庫を一覧表示するビュー
ビューの内容を変更する~ALTER VIEW
既存ビューの処理を書き換える
ビューを削除する~DROP VIEW
ビューの扱い方
インデックスの操作
テーブルとビューの索引情報
インデックスの3属性
インデックスを作成する~CREATE INDEX
商品マスターにインデックスを設ける
インデックスを削除する~DROP INDEX
インデックスの作りすぎは非効率
ストアドプロシージャとデータ定義命令のまとめ
マスター保守はストアドプロシージャで
アプリからはブラックボックス
特定の環境に依存しすぎないこと
あとがき
長谷川 裕行 (はせがわ ひろゆき)
有限会社 手國堂 代表取締役  http://www.hirop.com/

大阪芸術大学 写真学科講師。フリーライター。日経ソフトウェアなどに連載。
『ソフトウェアの20世紀』、『独習SQL』など著書多数。

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