テーブルに蓄積されたデータを集計することで、新たな情報が生まれます。日頃データベースアプリを開発していると、どうしても「データを蓄積する入力関連処理」に関心が偏ってしまいがちです。しかし、ユーザーにとっては「溜まったデータを元に経理を行ったり、次の仕事を検討するための資料を作ったり」することもまた、重要な作業となります。その基になるのが「集計処理」です。
蓄積されたレコード群からユーザーの必要とする情報を取り出す、集計処理のテクニックを紹介しましょう。
サンプル・データベースとサンプル・アプリケーションの扱いについて
第9回以降、新しいサンプル・データベースを使っているのでご注意ください。新しいサンプル・データベースの登録方法については、第9回の記事から「新しいサンプルデータベースの準備」の項をお読みください。
また、今回は前回の記事で紹介したビュー「vw在庫一覧」を使用します。前回作成して保存している人は、そのまま使ってください。作成していない人は、今回再度作り方を説明していますので、それを参考に作成してください。
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- 目次 -
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集計処理の重要性 |
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データは溜まってからが重要 |
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データ活用を活かした設計を |
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集計処理の充実したシステムを |
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レコードのグループ化 |
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GROUP BY句 |
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商品を仕入先でまとめる |
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キーフィールドの列挙 |
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ORDER BY句による並べ替え |
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グループ化と整列 |
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ビューのグループ化 |
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ビューを作る |
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既存ビューの削除 |
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ビューをグループ化する |
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レコード数を数える |
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COUNT関数でレコードを数える |
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グループ化して数える |
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データの種類を数える |
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あとがき |
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