実務では、複数のレコードを対象に特定フィールドの値を一斉に書き換える処理を非常によく用います。フィールドに設定する値を記述する必要があるため、レコードを追加(挿入)するINSERT命令やレコードを削除するDELETE命令に比べて書式が若干複雑になりますが、基本事項を理解すれば様々な局面に応用できます。
SQLの基本命令は今回で最後なので、簡単なおさらいもしておきましょう。
次回以降はリレーションや集計、アプリケーションでの利用など高度な技を紹介していく予定です。次回以降に使用する新しいサンプルの登録方法もあわせて紹介します。
サンプル・データベースについて
この記事では、第3回で紹介したデータベース「db1001ya-1.mdf」内のテーブル「商品_mr」を、サンプルとして使用します。SQLを実際に試したい方で、サンプル・データベースをまだ入手していない方は、第3回の最後のページからダウンロードしてください。データベースの使用方法も同じページに記載してあります。
なお、今回紹介しているSQLを実行するとサンプル・データベースの内容が書き換えられます。その後の使用にはまったく問題ありませんが、気になる方は実行に先立って元のデータベースをバックアップしておいてください。バックアップと復元の手順は、本文の最後に書いてあります。
「db1001ya-1.mdf」を使用するのは今回で最後です。次回からは新しいサンプル「db1001ya-2.mdf」を使います。SQL Serverへの登録方法については、本文の最後で紹介しています。
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