ストアドプロシージャは単に一定のSQL文を実行するだけではなく、引数を与えたり処理結果を戻り値として返したりできます。
これによって複雑で柔軟な処理をサーバー側で実行できるようになり、アプリケーションの負担が軽減できます。
ストアドプロシージャで引数を受け取る方法と値を返す方法、ストアドプロシージャ内での変数の扱い方などを紹介しましょう。
サンプル・データベースとサンプル・アプリケーションの扱いについて
第9回以降、新しいサンプル・データベースを使っているのでご注意ください。新しいサンプル・データベースの登録方法については、第9回の記事から「新しいサンプルデータベースの準備」の項をお読みください。
なお、今回はテーブルの内容を書き換えるSQLを実行するため、テーブル「累積売上_fx」と同じ内容を持つ「累積売上_dmy」を使用します。現在のサンプルデータベースにこのテーブルが存在しない場合は、クエリマネージャで今回のサンプルに含まれているクエリファイル「累積売上_dmy新規作成.sql」を実行して作成してください。
既に「累積売上_dmy」が存在するものの、その内容が書き換えられていて「累積売上_fx」と同じでない場合は、同じく今回のサンプルに含まれているクエリファイル「累積売上_dmy削除・作成.sql」を実行してください。
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- 目次 -
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テーブルの転記と削除 |
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年次処理をストアドプロシージャに |
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2段階の処理 |
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ストアドプロシージャの追加 |
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ストアドプロシージャの実行 |
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処理結果の確認 |
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引数を伴うストアドプロシージャ |
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引数の宣言 |
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引数をWHERE句の条件に充てる |
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ストアドプロシージャの実行 |
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値を返すストアドプロシージャ |
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2通りの返し型 |
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戻り値用の変数を用いる方法~書式 |
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戻り値用の変数を用いる方法~商品名を返す処理 |
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戻り値用の変数を用いる方法~クエリアナライザで戻り値を受け取る |
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Return命令を使う方法~商品IDを返す処理 |
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Return命令を使う方法~ストアドプロシージャの実行 |
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Return命令を使う方法~SELECT文をまとめる |
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Return命令を使う方法~複数レコードに注意 |
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あとがき |
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