SELECT命令に始まって、SQLの機能と文法、アプリケーションでの使い方などについて紹介してきました。しかしSQLには、アプリケーションのソースに埋め込んで個別に実行する他に、もっと大局的な処理を作成する機能が備わっています。
それが、今回紹介するストアドプロシージャです。データベース・サーバーの側に組み込んでクライアントから呼び出す共用処理で、使用する言語はこれまでに紹介してきたSQLですが、複雑な処理を再利用・反復利用できるため、データベースアプリの開発と保守の効率化に大いに役立ちます。
サンプル・データベースとサンプル・アプリケーションの扱いについて
第9回以降、新しいサンプル・データベースを使っているのでご注意ください。新しいサンプル・データベースの登録方法については、第9回の記事から「新しいサンプルデータベースの準備」の項をお読みください。
今回のサンプル(拡張子.sqlのクエリファイル)を実行すると、データベースにストアドプロシージャが追加されます。データベースの内容が書き換えられますが、テーブルに記録されたデータそのものが変更される訳ではありません。
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- 目次 -
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ストアドプロシージャの基本 |
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ストアドプロシージャとは? |
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最もシンプルなストアドプロシージャ |
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ストアドプロシージャの実行 |
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ストアドプロシージャの作成と削除 |
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Create Procedure命令 |
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Drop Procedure命令 |
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説明用のストアドプロシージャ |
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ストアドプロシージャの作成と実行 |
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ストアドプロシージャ向きの処理 |
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サーバーの負担に注意 |
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汎用的な処理を |
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ストアドプロシージャ向きの処理(1) |
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ストアドプロシージャ向きの処理(2) |
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商品一覧処理の例 |
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ストアドプロシージャ作成ウィザード |
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ウィザードの操作手順 |
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ソースの表示 |
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ソースの編集 |
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引数付きプロシージャ |
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ウィザードは初心者向け |
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あとがき |
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