データベース千夜一夜第27回

ストアドプロシージャ(1)~ストアドプロシージャの基礎 長谷川裕行
有限会社 手國堂

SELECT命令に始まって、SQLの機能と文法、アプリケーションでの使い方などについて紹介してきました。しかしSQLには、アプリケーションのソースに埋め込んで個別に実行する他に、もっと大局的な処理を作成する機能が備わっています。

それが、今回紹介するストアドプロシージャです。データベース・サーバーの側に組み込んでクライアントから呼び出す共用処理で、使用する言語はこれまでに紹介してきたSQLですが、複雑な処理を再利用・反復利用できるため、データベースアプリの開発と保守の効率化に大いに役立ちます。


サンプル・データベースとサンプル・アプリケーションの扱いについて
第9回以降、新しいサンプル・データベースを使っているのでご注意ください。新しいサンプル・データベースの登録方法については、第9回の記事から「新しいサンプルデータベースの準備」の項をお読みください。

今回のサンプル(拡張子.sqlのクエリファイル)を実行すると、データベースにストアドプロシージャが追加されます。データベースの内容が書き換えられますが、テーブルに記録されたデータそのものが変更される訳ではありません。



- 目次 -
ストアドプロシージャの基本
ストアドプロシージャとは?
最もシンプルなストアドプロシージャ
ストアドプロシージャの実行
ストアドプロシージャの作成と削除
Create Procedure命令
Drop Procedure命令
説明用のストアドプロシージャ
ストアドプロシージャの作成と実行
ストアドプロシージャ向きの処理
サーバーの負担に注意
汎用的な処理を
ストアドプロシージャ向きの処理(1)
ストアドプロシージャ向きの処理(2)
商品一覧処理の例
ストアドプロシージャ作成ウィザード
ウィザードの操作手順
ソースの表示
ソースの編集
引数付きプロシージャ
ウィザードは初心者向け
あとがき
長谷川 裕行 (はせがわ ひろゆき)
有限会社 手國堂 代表取締役  http://www.hirop.com/

大阪芸術大学 写真学科講師。フリーライター。日経ソフトウェアなどに連載。
『ソフトウェアの20世紀』、『独習SQL』など著書多数。

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