集計関数の他にも、SELECT命令のフィールドやWHERE句の条件式で様々な関数を使えます。関数をうまく使うと、処理結果をユーザーに対して見やすく整形できるなど、データベース処理の柔軟性が増します。
関数はアプリケーションから発行するSQL文の他、データベース側に保存するストアドプロシージャでも使えます。ストアドプロシージャについてはまだ説明していないので、ここでは一般的なSQL文で使える主な関数とその使用例を紹介しておきます。
関数は機能・目的別に「文字列関数、日付関数、数学関数、システム関数」などに分類できます。まずは、文字列型のデータを扱う文字列関数と日付/時刻型のデータを扱う日付関数を取り上げましょう。
サンプル・データベースとサンプル・アプリケーションの扱いについて
第9回以降、新しいサンプル・データベースを使っているのでご注意ください。新しいサンプル・データベースの登録方法については、第9回の記事から「新しいサンプルデータベースの準備」の項をお読みください。
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- 目次 -
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関数の互換性 |
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文字列関数 |
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文字数を取得~LEN |
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文字の切り出し~LEFT/RIGHT |
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空白の削除~LTRIM/RTRIM |
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大文字/小文字変換~LOWER/UPPER |
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空白の生成~SPACE |
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文字の置き換え~REPLACE |
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桁揃え~STR |
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文字列の検索~CHARINDEX |
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文字列の置き換え~STUFF |
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文字列の繰り返し~REPLICATE |
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文字列の並べ替え~REVERSE |
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日付関数 |
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現在の日時を取得~GETDATE |
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日時の差(期間)を計算~DATEDIFF |
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日時を加算~DATEADD |
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特定要素の取り出し~DATEPART |
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特定要素の取り出し~DAY、MONTH、YEAR |
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+演算子による文字列と日時の加算 |
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あとがき |
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