データベース側で予め設定できるリレーションには、ビューとダイアグラムがあります。どちらもテーブルと同じようにデータベース内のオブジェクトとして、データベース・エンジンの側で管理されます。
- ビュー -
テーブルから一定の条件に合致するレコードを抽出したり、一定の条件でレコードを並べ替えたりした結果をデータセット(レコードの集合)として生成する機能です。
実体はSQLで記述したテーブル操作の命令文ですが、アプリケーションではなくデータベースの側で管理されるため、複数のアプリケーションから共通したSQLを利用できます。
アプリケーションからビューを利用するには、SQLでテーブルの代わりにビューを指定するだけです。
- ダイアグラム -
テーブルの関連付けを記録したデータベース内のオブジェクトです。ビューのようにSQLを記録したものではないため、それ自体にレコードを抽出するなどの機能はありません。リレーションの定義(リレーションシップ)に名前を付けて保存したものです。
SQLで記述したテーブル同士の関連付けとは異なり、一方のテーブルへの変更がもう一方のテーブルに影響を及ぼすよう設定する機能があります。これによって、関連付けられたテーブル間でデータの矛盾を回避できます。
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