データベース千夜一夜第3回
レコードの選択と整列
~SELECT命令をしっかり理解する
長谷川裕行
有限会社 手國堂
たくさんのレコードが記録されたテーブルから、特定のレコードだけを取り出す。あるいは、たくさんのフィールドで構成されたレコードから、特定のフィールドだけを取り出して提示する――といった処理は、データベース操作の基本です。これらの操作を「レコードの選択」と呼び、SQLではSELECT命令を使います。
SELECTはSQLの基本なので、使い方をご存じの方は多いでしょう。しかし、案外重要なことを忘れている場合も多いものです。まずは、基本をおさらいしておきましょう。
- 目次 -
■
レコードの抽出(選択)~SELECT命令
・
基本書式
・
フィールド名の列挙
・
フィールドの限定と順序の変更
・
無駄なフィールドを指定しない
・
フィールドの別名
■
レコードの並べ替え(整列)~ORDER BY句
・
レコードの並び順は正しいか?
・
元データの並び順は不定
・
ORDER BY句で明確に並べ替える
・
昇順指定と降順指定
・
簡単だが重要な機能
■
SELECT命令の処理結果とレコードセット
・
SELECTは抽出命令
・
検索はレコードセットを生成しない
・
違いを意識しておこう
■
あとがき
長谷川 裕行
(はせがわ ひろゆき)
有限会社 手國堂 代表取締役
http://www.hirop.com/
大阪芸術大学 写真学科講師。フリーライター。日経ソフトウェアなどに連載。
『ソフトウェアの20世紀』、『独習SQL』など著書多数。
Copyright © MESCIUS inc. All rights reserved.