第45回
複数のソースファイルからプログラムを作る~マルチモジュール開発の基本
本コラムで紹介しているサンプルプログラムは、読みやすく分かりやすいことが大前提となるため、短いソースで構成された小規模なプログラムとしています。

しかし、実用的なプログラムでは内部処理が複雑になり、それに伴ってソースファイルも長いものになっていきます。長過ぎるソースは、読むだけではなく書き直す場合にも大変な手間がかかり、間違いの入り込む余地も広がります。

後々の保守や管理の面から見れば、ソースファイルはできるだけ短い方が効率的です。そこで用いられる手法が、1つのプログラムを生成するためのソースを複数に分割するマルチモジュール開発です。

今回は、マルチモジュール開発のメリットや注意点、実際のコーディング手法などを紹介します。


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長谷川 裕行(はせがわ ひろゆき)

大阪芸術大学 写真学科で映像文化をテーマに研究、講師を務める一方でライター、テクニカルアドバイザーとしても第一線で活躍中。

実践的な業務アプリケーションの知識を生かし、プログラミングの“キモ”を親しみやすい文章で日経ソフトウエアなどに連載している。

主な著書は『ためしてナットクSQL』『つくってナットクVisualBasic 』など多数。
URL : http://www.hirop.com/