第32回
データ構造(11)~構造体を前後に移動できる双方向リンク
構造体のためのメモリをmalloc関数で確保し、ポインタによって次々と構造体をつないでいくことで、たくさんの複合型データを連続して操作できるようになります。しかし、前回紹介した方法では、先頭から後ろに向かって一方向にしか進むことができませんでした。

今回は、構造体に「1つ前」を示すポインタを加え、つながった構造体を前後に移動する処理を紹介します。1つ前に戻ることで、柔軟な処理が作れます。


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長谷川 裕行(はせがわ ひろゆき)

大阪芸術大学 写真学科で映像文化をテーマに研究、講師を務める一方でライター、テクニカルアドバイザーとしても第一線で活躍中。

実践的な業務アプリケーションの知識を生かし、プログラミングの“キモ”を親しみやすい文章で日経ソフトウエアなどに連載している。

主な著書は『ためしてナットクSQL』『つくってナットクVisualBasic 』など多数。
URL : http://www.hirop.com/