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Elixir Report 8.7J

開発時には、アプリケーションから渡されたレポートパラメータに関するトラブルシューティングが必要になることがあります。レポートテンプレート内にスクリプトを記述して、渡されたレポートパラメータをログ出力し確認することができます。

1. レポートテンプレートの任意のレポートパーツ（例：セクションヘッダーの"On Render Begin"）に、以下のスクリプトを記述します。

■サンプルコード
// INFOレベルでレポートパラメータ"type"を出力
Log.info("type: " + Parameters.get("type"));

2. <インストールディレクトリ>/server/log/server.logを確認します。

■出力例
2016-02-22 XX:XX:XX,XXX,xxxxxxxxx@qtp-xxxxxxxxx-x,INFO , JavaScript.Execution - type: Sales

※Elixir Report 7.7J以降では、ログレベルが"DEBUG"の場合でもレポートパラメータは自動的にログ出力されません。本記事のようにスクリプトを記述する必要があります。

※ログレベルが"DEBUG"の場合にのみレポートパラメータを出力させたい場合は、次の手順で行います。

1. レポートテンプレートの任意のレポートパーツ（例：セクションヘッダーの"On Render Begin"）に、以下のスクリプトを記述します。

■サンプルコード
// DEBUGレベルでレポートパラメータ"type"を出力
Log.debug("type: " + Parameters.get("type"));

2. レポートサーバーを停止します。

3. JavaScriptに関するログレベルを"DEBUG"に設定します。<インストールディレクトリ>/server/config/log-config.xmlを開き、JavaScriptカテゴリを探して"priority value"を"DEBUG"に変更します。

■サンプルコード
　　<category name="JavaScript">
　　　<priority value="DEBUG" />
　　　<appender-ref ref="Server" />
　　</category>

4. レポートサーバーを起動します。

5. <インストールディレクトリ>/server/log/server.logを確認します。

■出力例
2016-02-22 XX:XX:XX,XXX,xxxxxxxxx@qtp-xxxxxxxxx-x,DEBUG,JavaScript.Execution - type: Sales