.NET Framework 4.5をインストールした場合、Visual Studioのプラットフォームにx64を設定してビルドするとライセンスエラーが発生する場合がある

文書番号 : 34675     文書種別 : 技術情報     登録日 : 2012/12/05     最終更新日 : 2012/12/05
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対象製品
MultiRow for Windows Forms 6.0J
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以下の条件がすべて揃った状態でプロジェクトをビルドすると、「有効期限が切れています」と記載されたダイアログが表示されます。

【発生条件】
  • 開発環境のOSが64ビット版である。
  • 開発環境に.NET Framework 4.5がインストールされている。
  • Visual Studio 2010または2012を使用している。
  • ビルドのプラットフォームターゲットに「x64」を設定している。
本現象は、.NET Framework 4.0がインストールされている環境では、Visual StudioのIDE(devenv.exe)がLC.exeを直接起動しているのに対して、.NET Framework 4.5がインストールされている環境でターゲットフレームワークに「x64」を設定している場合はdevenv.exeから直接LC.exeが起動されず、64ビット版のmsbuild.exeを経由してLC.exeを起動するため、64ビット版のLC.exeが起動することが原因で発生しています。


本現象は、マイクロソフト社のサポート技術情報で公開されている、以下の項目に該当します。

http://support.microsoft.com/kb/2783939


本現象を回避するには、上記ページの「解決方法」に記載されているように、環境変数またはプロジェクトファイル (.vbproj または .csproj) に「DisableOutOfProcTaskHost」の値を追加し、「1」を設定します。
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