PostalコントロールまたはDB Entryを使って作成したアプリケーションをClickOnceで配布するには?

文書番号 : 23940     文書種別 : 使用方法     最終更新日 : 2007/06/08
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対象製品
InputMan for .NET 4.0J Windows Forms Edition
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PostalコントロールおよびDB Entryを使ったアプリケーションの配布方法には、下記の2通りの方法があります。

1.ClickOnceでコンポーネントと辞書ファイルの両方を配布する
2.ClickOnceでコンポーネントのみ配布する

それぞれの方法共にメリット・デメリットがありますので、運用環境・条件にあわせて配布方法を検討してください。なお、本FAQではDB Entryの設定方法のみ記載しています。ClickOnce本来の配布手順については、製品ヘルプの以下の項をご参照ください。

【製品ヘルプ】
InputManの使い方
 +アプリケーションの配布
  +ClickOnce による配布


1.ClickOnceでコンポーネントと辞書ファイルの両方を配布する

ClickOnce で配布するプロジェクトを開き[プロジェクト] メニューから [%プロジェクト名% のプロパティ] を開き、[発行]タブをクリックします。
「アプリケーションファイル」の配布設定で、

SystemBit.DBEZip.v20.dll (検索コンポーネント)
郵便番号辞書ファイル群(※)

を配布するように設定します。
郵便番号辞書ファイルは、Visual Studioのソリューション エクスプローラへ追加した後、各ファイルのプロパティで「ビルドアクション」を「コンテンツ」に設定します。

その際にDLLと辞書ファイルを同一のフォルダに配置することで環境設定の辞書フォルダの指定をしなくてもDLLが自動的に辞書を検索するため設定等が簡潔になります。

※辞書ファイル群はDB Entryのインストール先の「市外市内局番・郵便番号辞書」フォルダ内の全てのファイルです。
(ReadMe.txtも併せてご覧下さい。)

この構成の場合はアプリケーション及び辞書ファイルの更新はClickOnceでのみ行われます。


2.ClickOnceでコンポーネントのみ配布する

(1)ClickOnce配布の設定
ClickOnce で配布するプロジェクトを開き[プロジェクト] メニューから [%プロジェクト名% のプロパティ] を開き、[発行]タブをクリックします。
「アプリケーションファイル」の配布設定で、

SystemBit.DBEZip.v20.dll (検索コンポーネント)

を配布するように設定します。

(2)辞書ファイルの配布
辞書ファイルはClickOnceでは配布せず、手動にて適当なフォルダに配置します。
(例えばD:¥DIC¥ZIP¥ 以下)

(3)DB Entryの環境設定
DB Entryに付属の環境設定プログラム(SystemBit.DBEInit.v20.exe)を使用して、辞書データフォルダを設定します。郵便番号辞書データフォルダ→C:¥DIC¥ZIP(環境設定はClickOnceの更新とは関係なく、1回のみ行えば完了です。)

この構成の場合はアプリケーションの更新はClickOnceで行い、辞書ファイルの更新は単純なファイルコピー(上書き)で行います。

この文書は、以前は次のFAQ IDで公開されていました : 10191