ERRORTYPE関数で参照しているセルが存在しない場合、正しい戻り値が返らない

文書番号 : 23025     文書種別 : 不具合     最終更新日 : 2006/11/02
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対象製品
El Tabelle MultiRow 4.0J
発生環境
この現象は、次のファイルバージョンのアセンブリで発生します。
v4.0.2006.0915 および以前のアセンブリ
状況
修正済み
詳細
ERRORTYPE関数で参照しているセルが存在しない場合、ERRORTYPE関数はエラーに対応する値を戻さないで、関数自体がエラー(#REF!)となります。例えば、ERRORTYPE(SUM(A1:A3))としたとき、A1などが存在しない場合、#REF!に対応する4を返却すべきですが、#REF!エラーとなります。
回避方法
この現象は、ファイル バージョン v4.0.2006.1026 以降のアセンブリで修正されています。ただし、本修正では、フッタにERRORTYPE関数を設定し、ERRORTYPE関数が参照するセルが存在しないケースにのみ修正しています。この修正により、例えばフッタにA1セルの合計値を求める際、フッタに次のFolumula(=IF(ERRORTYPE(IF(ERRORTYPE(A1)=4,#REF!,#VALUE!))=3,SUM(A1),0))を記載しておくことで、行が存在しない場合は0、それ以外は合計値を計算することが可能になります。
v4.0.2006.1026 は、HotFix で提供されます。
キーワード
ETMR05792

この文書は、以前は次のバグレポートIDで公開されていました : 6573