AutoPostBackをTrueにするとデータを入力できない

文書番号 : 21788     文書種別 : 使用方法     最終更新日 : 2006/06/23
文書を印刷する
対象製品
SPREAD for .NET 2.5J Web Forms Edition
詳細
AutoPostBack=Trueを設定するとコントロールは表示専用として動作します。
このプロパティをTrueに設定するとシートのクライアント側スクリプトは無効化され、ユーザーがセルやヘッダをクリックするなど何か操作を行うたびにサーバー側へポストバックが発生します。
データ編集を行なう場合はAutoPostBackをFalseに設定するか、入力用のテキストコントロールなどを別に用意してコーディングにてSPREADにデータを設定するようにして下さい。

このプロパティをTrueに設定した時と似た効果が得られるプロパティとしてEnableClientScriptプロパティがあります。このプロパティはコントロールのクライアント側スクリプトを無効化します。ただ、AutoPostBackとは異なりセルの編集を禁止しません。コマンドバーの「編集」ボタンをクリックするか、選択した行をクリックすることで編集することができます。

AutoPostBack(デフォルトはFalse)やEnableClientScript(デフォルトはTrue)をデフォルトの設定から変更するとクライアント側スクリプトが無効化されるため、コントロールの中でスクリプトを使用して動作する機能が影響を受けます。例えば、製品ではヘッダ領域とデータ領域のスクロールを同期させるためにスクリプトを使用しているため、スクリプトが無効化されるとスクロールバーを表示せず、コントロールのサイズを画面サイズに合わせて自動的に調整します。この様に、AutoPostBackやEnableClientScriptをデフォルトの設定から変更するとコントロールの外観や発生するイベントが影響を受けます。詳しくは「製品ヘルプ一覧」>「開発者の手引き」>「コントロールでのデータの管理」>「サーバー側スクリプト機能」>「操作モードによってイベントが受ける影響」をご覧下さい。
キーワード
一般

この文書は、以前は次のFAQ IDで公開されていました : 9112