バルーンチップのメリットは?

文書番号 : 19755     文書種別 : 技術情報     最終更新日 : 2005/12/22
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El Tabelle for .NET 3.0J
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アセンブリ バージョン v3.1.2005.0615 以降では、バルーンチップを利用できます。バルーンチップを使用すると、入力例や入力エラーといったエンドユーザーへのメッセージを効率よく表示できます。



一般に、入力例にはツールチップが、入力エラーには MessageBox がそれぞれ使用されていますが、バルーンチップに置き換えることで次のような効果を期待できます。

・メッセージの表示が、エンドユーザーの入力操作を妨げない
 MessageBox の場合、入力操作が中断されてしまいます。バルーンチップでは、
 エンドユーザーが入力操作を継続できます。
 
・セルやコントロールのフォーカス制御が容易になる
 MessageBox の場合、セルやコントロールからフォーカスが離れるため、通常の
 セル移動との区別のためのコーディングが必要になります。
 
・アイコンで情報の種類を区別できる
 ツールチップの場合、テキストのみを表示できるため、それがヒントなのか
 警告なのかを区別できません。バルーンチップでは、アイコンやタイトルを
 表示して、そのメッセージの重要性を区別できます。
 
・表示時間を指定できる
 ツールチップの表示時間は通常一定ですが、バルーンチップでは表示時間を
 細かく指定できます。
 
・表示・非表示を開発者が制御できる
 表示したメッセージボックスを開発者が閉じることはできませんが、
 バルーンチップでは閉じることができます。たとえば、エンドユーザーが
 不正な値を訂正した直後に入力エラーのメッセージを非表示にできます。

バルーンチップの使用例は、アセンブリ バージョン v3.1.2005.0615 以降の修正版インストーラで提供されています。
(例:C:¥Program Files¥ElTabelleNETwin3¥Samples31v31¥new¥VB¥BaloonTip)

最新の修正版はこちら からダウンロードできます。

なお、バルーンチップは InputMan for .NET 3.0 でも同様に使用できます。
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機能・仕様

この文書は、以前は次のFAQ IDで公開されていました : 8116